エピソード

もくじ > トラウマいちご > 物語について

※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

第一章:潰された赤いザクロ

ザクロの花言葉や、ザクロを使った言葉には、正反対な意味を持つ色んなものがある。特に美しい女や、紅一点を表わす時に使われる事もある。トラウマいちごは可愛いお話ではなく、いきなりぶっ潰されるところから始まるライトなバイオレンスガールズストーリーである。

第1節 残弾一発

小机は絶対に失敗できない仕事を引き受けた。親のように頼れる探偵池田は、西アフリカの発掘に飛び立ってしまった。簡単にこなせる仕事だったはずだが、究極の判断を迫られる状況に追い込まれてしまう。

第2節 悲劇の始まり

たった一度の判断で、他人の人生が天国から地獄に早変わり。それに伴って世間への大きな影響も残してしまった。小机は予想したくもなかった最悪の事態に追い込まれてしまった。

第3節 残酷な時間

沢山届く嫌がらせのメールや電話。意味のない処理に時間を追われ、後ろめたさと自信喪失に溺れながら、毎日毎日が衰弱の繰り返し。未来も見えず、将来を不安に感じる心の余裕もない。

第4節 蜘蛛の糸

その仕事の依頼は、地獄のような日常に垂れてきた一本の希望の糸だった。他に選択はない。小机は無我夢中でその糸にしがみついた。

第5節 醜い仕事

小机が請けた仕事は、財界の大物人物の不正を解決する仕事だった。依頼者は30歳も離れた若い夫人で、最初から最後まで酷い態度をとられた。

第6節 脅迫と示談

財界の大物は若い愛人に脅迫されていた。お金で解決するために示談に向う小机。示談相手は、不本意にも有名人になってしまった小机を罵り、応じる気配はない。

第7節 侮辱と嫌味

慣れない仕事がうまくこなせず、依頼人を苛立たせてしまう小机。依頼人は散々小机を侮辱し嫌味を言いながらも、協力者片桐を紹介してくれた。

第8節 弱みを握る

小机は依頼人に紹介された人物に会う。こちらにも強みがないと交渉は成り立たないと言われ、相手の弱みとなる有力な情報を教えてくれた。

第9節 残酷な初体験

相手の弱みを武器に、再度示談交渉に挑む。

第二章:ドッペルゲンガー

自分と同じ姿の者を見る現象をドッペルゲンガーと呼ぶ。同じような見た目で別の行動をとる自分を見たと言われたら、それはドッペルゲンガーか、もしくは解離性同一性障害かもしれない。

第10節 嫌われ者

玲奈は、抑圧的なパワハラ上司に悩まされていた。更にその上司が自宅まで追いかけてくるストーカーだと知り、震えが止まらなくなる。

第11節 眼帯探偵

今日の着信メールは245件。244件が嫌がらせの内容で、1通は普通の仕事の依頼だった。ストーカーに悩む、か弱そうな女性からの依頼に喜ぶ小机。

第12節 揉み消し

酷い仕事は、依頼料は高いし、芋づる式に仕事が増えていくので、小机の事業を支えてくれた。新しい仕事の内容は、悪人の身内の作った会社の悪事をもみ消す仕事だった。

第13節 包帯女子

ストーカーに悩む依頼人と面会する。彼女は少しだけ変わり者に見えた。

第14節 態度悪い

財界の大物人物の身内、若きIT社長の西野と会う。不正の揉み消しの件で詳しい話を聞く。

第15節 自演姉妹

ストーカー被害の件の依頼人玲奈と面会に行くと本人が不在だった。代わりに依頼人にそっくりな姉がいた。

第16節 情けない男

依頼人玲奈の彼氏、松尾と遭遇。彼は、力のある加害者よりも被害に遭う弱者のほうが悪いというような主張をするが、それ同意できない小机は。

第17節 犯罪未満

犯罪未満の嫌がらせとかストーカー被害だと警察を頼れない?そんな時こそ私のような探偵を頼ってください。

第18節 毒蛇に遭遇

小机にお尻を叩かれた玲奈の彼氏くん。なんとか勇気を奮い立たせて、玲奈を騙していた占い師の元へ。

第三章:フィルムノワール

1940年代のアメリカでは、虚無的、悲観的、退廃的な犯罪映画をフィルムノワールと呼んだ。第三章は暴力について考える章である。

第19節 役立たず

大物の悪事を隠蔽する件の依頼元から、新しい仕事の依頼を受ける小机。役立たずと罵られるのもお約束。

第20節 弱虫

玲奈の彼氏、松尾は占い師から酷い事を言われたと不満を訴えてきた。今度は玲奈のストーカーに立ち向かえと煽り立てる小机。

第21節 はい論破

松尾を意気消沈させた占い師、吉原の元に行き、今度は小机自身が話をする。

第22節 掃除屋仕事

悪事の隠蔽仕事の新しい依頼内容は、木村という人物の仕事の後始末だった。血や排泄物に見える染みを掃除しながらヘコむ小机。

第23節 暴力は嫌い

玲奈の彼氏、松尾と会う。玲奈のストーカーと話をつけに行った彼は、どうやら殴られたようだった。

第24節 弱肉強食

小机は汚れ仕事の木村の件で片桐に相談する。ついでに暴力的な反撃をする玲奈のストーカーについても相談してみると。

第25節 暴行依頼

玲奈のストーカーの件で、片桐から紹介された鬼塚を会う小机。鬼塚は暴力についての考えを小机に問う。

第26節 力の支配

小机は玲奈の上司でありストーカーだった男と会う。

第27節 警告

占い師の吉原は、玲奈の家族の事を調べ始める。身分を偽りながら玲奈の父と会うと驚くべき家族関係を知らされた。

第四章:悪魔の木天蓼

別名マタタビとも呼ばれる木天蓼は、猫に恍惚感を与える臭いを発する。人間にも、理性を失い正しい判断を誤るような効果を引き起こすものがある。それは恋愛である。

第28節 爬虫類

例の件のほとぼりが冷め、少しずつ仕事が回復してきた小机。企業調査の依頼でいつも頼りにしている熊谷と会う。

第29節 ボクの女神

小机と趣味が一致した事で、熊谷の中に密かに閉じ込めていた想いが膨らみはじめる。

第30節 天使のよう

法律事務所を営む門脇に不思議な想いを抱いていた小机。それが恋愛感情だと気付くと一気に燃えあがった。

第31節 ルンルン

うれしそうに浮かれる小机を見て熊谷は両想いであると期待してしまう。

第32節 不倫ですか

既婚の門脇に対して浮かれ気分の小机。それが気に入らない杏奈は小机の中の恋の炎を吹き消そうと冷たい態度をとる。

第33節 失恋

すれ違っていた恋愛の末路。

第34節 全会一致

小机の恋愛を応援しようと考える仲間は誰もいなかった。

第35節 糞と嘔吐

失恋、失望、そして最悪の気分を味わう2人のそれぞれの時間。

第36節 告げ口

杏奈は門脇に小机の気持ちを伝えてしまう。戸惑う門脇だが杏奈の不自然な態度のほうが気になった。

第五章:サッキュバス

欲望を利用し、人を堕落させてはその生気を吸い取る女がいる。それはまるで、女性の姿で夢の中に現れる夢魔サッキュバスのようだった。

第37節 誘う女

やっとあの誹謗中傷メールが減ったと思ったら、小机の元にまた違う種類の嫌がらせメールが届くようになった。事実を混ぜながら書かれた内容から身近な者の犯行が疑われた。

第38節 冷たい態度

小机は池田の部下として働き始めた新人探偵と会い、慣れない後輩への態度に戸惑う。嫌がらせメールが原因で夢子と喧嘩してしまう。

第39節 褒めてるの

嫌がらせメールが原因で居心地が悪くなる小机だったが、門脇の元で働く杏奈だけは何故かその内容を肯定的に受け止めていた。

第40節 大喧嘩

後輩の真壁に聞かれ、小机は夢子や薬袋との出会いや関係について話す。事務所では珍しく薬袋が苛立っていた。

第41節 怯える女

小机の前に、玲奈の占い師の吉原が現われる。以前会った時とはだいぶ様子が変わり、怯えきっていた。

第42節 神経衰弱

タイミングが悪いのか?避けられているのか、誰とも連絡が取れなくなり、小机は深い孤独に陥っていく。

第43節 妄想正義感

陰で小机を侮辱し続けてしまった男の元に、今まで体験した事がないほどに強い危険を感じるコンタクトがあった。彼は急に目が覚め、本当に大事なものは何かを思い出す。

第44節 土下座男

小机の元に嫌がらせメールのきっかけを作った犯人が現われ、謝罪した。そして怯えきった彼は、小机に危険が迫っている事を知らせる。

第45節 誹謗中傷

疎遠になったと思った仲間達と和解し、話し合い、誤解を解く。そして、彼女達の体験を改めて知る。

第六章:呪いのマグノリア

マグノリアは200種類以上の特徴を持ったモクレン属である。呪いを受けた時、それをかけた人物が誰で、何が目的なのかを探るのは難しい。しかしよく見て、辛抱強く整理すれば、いつかその解呪方法に辿り着く。

第46節 悪魔

小机に迫る危険として有力な人物について調べる。仮に悪魔が存在するとしたらどんな者なのかを考える。

第47節 魔女

オカルトマニアだった真壁の調査で、依頼人玲奈の家族の謎がわかる。

第48節 愛情不足

玲奈の家族の秘密を握る張本人と接触する小机。その時から何か不穏な雰囲気がまとわりつき始める。

第49節 母親失格

玲奈と会い、彼女の家族の事を話す。

第50節 えこ贔屓

全ての情報を整理し、玲奈の父と会う。

第51節 呪い

小机は酷い悪夢や幻覚に悩まされ衰弱していた。一方で、薬袋も疲れ果てているようだった。

第52節 苦手な女

通常の生活を送ることすら難しい状態にまで追い込まれた小机は、解呪のアドバイスを求めてヤナギの元へ向かった。

第53節 荒い解呪

ヤナギに教わった解呪方法は簡単なことだった。早速実行に移す小机。そして小机の知らない所で何かが動き出す。

第54節 現行犯逮捕

小机は現行犯で逮捕されてしまった。

第七章:死神のカプリッチョ

魔王を欺くためには、型通りのやり方では通用しない。気まぐれな旋律を吹き出す奇想曲のように、死神はありとあらゆる手を使って芸術的に計画した。まんまと踊らされた哀れな若い探偵は、孤独の中で何を思う?

第55節 幼馴染み

薬袋は幼馴染みの津島と会っていた。懇願されて断れない様子。

第56節 組織崩壊

小机が逮捕される事で、酷い仕事からは開放されたが、また何かを壊してしまった事に後ろめたさを感じる。

第57節 証拠なし

自分の身に何が起こったのかを知りたい小机は、関係者達を訪ねるが。

第58節 豹変

いつも的確なアドバイスをくれ、心強い協力者だった片桐なら、答えを教えてくれると期待した小机は。

第59節 共謀者

池田と相談し、今の状況をどうすれば良いのかを考える。

第60節 スケープゴート

星野と沼田の関係。

第61節 参考人出頭

犯罪の手助けを繰り返してしまった事で、小机は何度も事情聴取を受ける事になる。疲れと疲労が限界点を超えていく。

第62節 聞こえない

汚れ仕事を紹介した門脇が、責任を感じて協力を申し出てきた。自暴自棄な小机は何を言われても心ここにあらず。そして、薬袋は自分の問題で精一杯だった。

第63節 共犯者

薬袋が自分を変えた過去と向き合う。

第八章:はぐれカンパニュラ

復讐心はどれほどの力を引き起こすのか?計画の犠牲となった小机の行動を追い、全てが明らかになる章。連なって咲く風鈴草、カンパニュラ。仲間からはぐれ、一輪となった時、その鐘はどんな音がするのだろうか。

第64節 奈落の底

法律家の門脇が小机の代理人となり、事件は落ち着いた。本人がいないところで小机の性格を分析する。

第65節 復讐心

何故、自分がこんな目に合わなければならないのか、時間差で怒りがわいてくる小机。

第66節 堕ちてきた

復讐に燃える小机。占い師の吉原は、自分と同じ次元に落ちてきた小机を見て喜ぶ。

第67節 全部嫌い

敵の敵は味方となりうるのか?小机は迷いながらも、ある女に会う決意をする。

第68節 加害者

鬼塚は小机に対して、俺に何を期待するのかと問う。

第69節 コンプレックス

復讐の手段は多ければ多いほど良い。人に呪いをかける方法を聞くために、小机はヤナギの元に向った。

第70節 地獄の底

悪の根源と会う小机。復讐を実現させるか?それとも富を得るためにこの状況を利用するか?自分が求めているものが何かを考える。

第71節 最後の戦い

自分を陥れたのが誰かをはっきりさせた小机は、その人物と正面から会いに行く。

第72節 人間ってなに

意外な人物と会う。そして、小机を巻き込んだこの騒動の裏で、何が起こっていたのかを知る。