Pikodon Company

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2020年 コロナ禍が変えた社会

コンテンツを企画していた人なら、2020年の東京オリンピックを目指して、何かしらアイデアを進めてきた人は少なくないのではないでしょうか。今年、そういったアイデアの目処がつくはずでしたが、まさかの東京オリンピック延期の、そしてコロナ禍

コロナウイルスの流行は、ここまでの人と人との関わり方を根底から覆してしまいました。人と顔と顔を合わせる事を避けてビデオチャットメールごしに話し合い、不要不急の外出を自粛して出来るだけ室内で過ごすように心掛ける社会になります。

仕事は自宅で行うテレワークが勧められ、外で遊ぶよりもテレビゲーム。出演者が多いテレビ番組よりも、ひとりや少人数で構成するYoutubeが流行ります。

飲食店よりも、持ち帰りや配達ができる弁当や、家で料理するための食材のニーズが増え。出演者を集めなければならない実写映画や、観客を呼べなくなった舞台やライブは次々と制作中止や延長、規模縮小をしていく一方で、制作現場に工夫が出来るゲームやアニメは記録を塗り替えるほどの売上をあげました。

今年は本当によくYouTubeビデオゲームアニメやコミックといった引き籠もり系コンテンツを堪能しました。そして、過去にこれらのコンテンツがこんなに面白いと感じた事はなかったかと思います。

恐らく、自分が主観的に面白いと感じただけでなく、この非常事態の中で、コンテンツを届ける側の配信者やクリエイター、制作企業達が、本気でコンテンツ作りに挑んだ結果、2020年のコンテンツ配信は、ここまでの集大成として完成度が高かったのではないかと考えます。

今年は、自分が専門分野とするWebやネットサービスについても、人と人を遠隔で繋げていくための手段として、より工夫やアイデアが求められる一年で、より深く研究し、より広い分野や、これまで考えた事がないような視点を意識したシステムの設計にも挑戦する事ができました。

特に教育知識情報について、2020年までと、2020年からで大きな意識改革が起こった事を感じました。

2021年 面白くて可愛いものが最強

この年は開発言語やサーバ技術などのアップデートが激しかったように思えます。それまでの関数が動かなくなったり、CMSの対応が遅れたりといった事態が発生しました。そのおかげでWordPressや他のCMSの開発スキルを高める事ができて、トラブル対処への素早さや、考えられる限りの問題点の早期発見、セキュリティやサーバ運用などについての知識を更に深める事ができました。

コロナ禍が根本解決せずに長引き、マスク無しで外出できない世の中になってしまいました。しかし、この状況が過ぎ去るのを待つのではなく、次の時代の人類の生き方として受け入れ、すぐに行動を起こす機転の良さが試されているように感じます。

スマートフォンを持って外を歩く行動が、この後の人類の基本的な行動原則だと感じ、ARやデータマイニングの研究を進めていましたが、公開後すぐにMinecraft Earthが終了した事にも後押しされ、AR企画を中止。方向転換をしました。

『 面白い。可愛い。便利。知識になる 』をもっと追及し、そういったコンテンツを配信し、収益化するための土台を作るための手順や、技術を研究するための計画を始めました。一度、断念した作品性やキャラクタービジネスについて、新しい視点で、また別の角度から、更にもっと深くやり直す事にしました。

2022年 発表するのをやめた

相変わらずのコロナ禍に加えて、今年はロシアのウクライナ侵攻。更に思い出せないほど昔(1990年)の水準にまで円安が進み、材料費や光熱費の値上げ幅が予想外に大きく、2児のいる家庭の生活費に大きな影響がありました。この機会に、買っていたものを作るようにしたり、頼っていたものを自分でやるようにしたり、無計画だった事を計画的にするなど、良い方向に意識が変化した一年でした。

案件はWordPressを始めとするCMS設計に関するものや、JavaScriptやPHPの案件が多く、それまで触れていなかった部分の知識をより深めたり、ソースを共有するような共同作業の効率化を考えたりする機会が多い一年でした。

今年は、なんとなくtwitterやめましたとか、Youtubeやめましたとか、不特定多数のファン獲得で成り立つ舞台から去る有名人が目立っていたような気がします。何かを作り、より多くの人に見てもらうのは良い事ですが、人に見てもらうために、人に評価されるために自分を見失うのは嫌なものです。

自分も、発表するのをやめて水面下でよくコンテンツを味わい、作品を作り、自分自身の評価だけで判断して修正し、次の作品作りを楽しみ、そして未発表のまま保管するという行動を繰り返していました。

例えば、著作権などの問題で、個人の利用の範囲内に限るものや、法人や商用目的は不可とされるもの。AIの画像生成や音声合成などの新しい技術や、トラフィック数を制限してサーバ運用されているものなど、それらを研究して、他人の目を気にせずにモノ作りに没頭する事ができる楽しさを味わっていました。

コンテンツの発表をしないのであれば、Pikodon Companyの趣旨と合わなくなってきます。受注制作だけを続けるつもりならSeedLeafProjectで良いのではないか?とか、個人の名前だけで良いのではないか?とも考えたのですが、現状を維持しておいて、この問題は2023年に持ち越す事にしました。

2023年 日本のアニメ

最近はPHPとかJavaScriptとかWordPressやってます。効率化とかCMSの使いやすさとか、セキュリティとか考えるのも楽しいです。この仕事を始めたキッカケまで遡ると、この紹介の最初の1993年のところにも書いたように、多分、ジュラシックパークを観た事かなと思います。

「いずれ僕は映画を作りたいんだろうな」とか考えながらプログラムを打って生きてきました。でも、最近、どうやら映画が観れなくなった感じです。鑑賞を始めてから15分程度で、先の展開が読めてしまい、すると、とたんに時間が勿体ない気持ちになってきて、60分以上観るのがキツいです。

物語の展開が読めてしまう事よりも、この作品は自分をターゲットにしたものではないと感じ、噛み合わないものを見続ける苦痛を感じてしまうようです。

ここ数年間で最後まで観れた映画と言えば、ダニエル・ラドクリフが身動きせずおならをするだけの映画くらいでしょうか。

新型コロナに感染したせいか?年をとったからか?どうやら、30分以上の映像作品を観続けるのが苦痛になってしまったようです。最近はすっかりアニメくらいしか観れなくなってしまいました。

以前(2012年~2017年頃)も日本文化産業戦略とかいう名目で日本のアニメ文化やボカロを研究していた時もありましたが、ぶっちゃけ「どうしても自分の趣味とは合わない」という結論にたどり着いてしまっていました。

しかし、ここ数年ほど、新しく作られた日本のアニメに関しては、自分の中の創造意欲を激しく掻き立ててくるので、それに関連して、ボーカロイドや、AIが描いたイラストも進化してきて、そういったものを改めて研究しているうちに、こちらのほうの企画のモチベーションもだいぶ回復してきた一年でした。

2024年分は2025年に更新します。
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