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黒歴史 『全13巻の電子書籍』 の続き

怪奇おかっぱ写真

2014年。スマートフォンアプリが今ほど飽和状態じゃなかった頃。ふまほアプリは出せば目立つ。そんなありがたい時代だった。

ふまほアプリの先駆者達は、まず作って、公開するまでの瞬発力が早くて。まあ、速すぎて、テレビとかで「天才」とか取り上げられて、それを見た世間から「こんなもん俺でも作れる」とか叩かれて可哀想だった。

それって、いい歳した大人が、小学校の運動会のリレーで1位でゴールした子を捕まえて、「おまえより俺のほうが速い」とか得意顔で言ってるようなもんで。そうじゃなくてさ。その年齢で、そのタイミングで、そういう結果を出して、話題になった。ってところまで含めてを評価しろよとか思うんだけど。

だいたい、人が一生懸命考えたものを後から文句だけ言うってどういう事?俺でも作れるんなら作って見せろってんだよ。そしてマスコミに「天才より天才がいた」って取り上げられたら認めてやる。
怪奇おかっぱ写真

まあいいけど、2014年のこの頃、私達もスマートフォンアプリを出す事になったわけ。

スマホで写真を撮ると、あなたの顔が生首になりますってだけの地味なネタで、アプリの名前も「怪奇生首カメラ」とかだった気もするんだけど。

あの、ちょっとだけ聞いてもイイですか?

それの何がどう小机いちごと関係ある?

写真撮って生首になるだけだったら、こんなもん私でも作れる。

最近のアプリは人の顔を自動判別して頭の部分に髪乗せたり、髭描いたり、目を大きくしたりするの、あれすごいよね。

でも、そんな高機能なんて無くて、ただ穴が開いてるだけで台紙に顔のところを合わせてシャッター押してくださいって、顔ハメ看板以下なものをわざわざアプリにしたって、テレビに取り上げられて天才とか言われる子に笑われるからね。

そしてその子を叩いてるいい歳した大人にすらスルーされる程度のもんだからね。

とか、そんな事言ったかどうか忘れたけど、アプリは「おかっぱ頭の生首になります」って仕様になって、アプリの名前も「怪奇おかっぱ写真」になりました。

生首アプリは、アプリ市場に散々悪趣味をまき散らして、「あいつはヤバい」というどん引き評価に晒されて、飽きて、実に清々しく引退したわ。

次の黒歴史は 『血まみれナース』 へ続く

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