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小机いちご黒歴史

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黒歴史 『血まみれナース』 の続き

アニメーション

2014年、小机いちごがアニメになりました。

いやいや、アニメ化したと言っても、連載に一定以上の人気があって、制作委員会が結成されて、アニメ制作会社が決まって、有名声優さんが演じて、TOKYO MXの深夜で放送とか、そういうのじゃなくて。

自分達で作って、Youtubeで公開したってだけの事だよ。

約5分の短編アニメだけど、ちゃんと声があって、動いて、音楽がある。

このアニメは、小机らしいボイスと、台詞に合わせたリップシンク、瞬きの頻度や、指先のニジニジした動きとか、「これ以下のものは認めたくない」という、自分達なりの基準を示すための役割を果たしてくれたよ。
映画でもアニメでもいいから映像化されるというのは原作者としては、ひとつの終着点だと思う。

ヒットするとか、第二期が作られるとか、そういうのは、それは商売的な問題で、とにかく、私が喋って動いてる作品が公開できたところで、小机いちごの1つの目標が達成されたって事だよ。

このアニメーションへの反響に手ごたえがあれば、第二話とかも作るつもりだったけど、Youtube市場ではこんなマイナーアニメを公開したところで、誰も観ないし、観たとしても途中で閉じちゃうだろうし、そういう時代なんだと思う。

もし、へたに再生回数が多くて、思わず期待しちゃうくらい評価されると、そこからが地獄の始まりで、第二話はそれ以上の人気を期待しちゃうだろうし、気合入れたわりに人気は右下がりだろうし、そのグラフを見てノイローゼになるくらいなら、ここで潔く、終わりにする事が出来た事を幸せだと思うべきだと思う。

むしろ、この程度のクオリティで評価されてしまうとそこで終わっちゃう。小机いちごはこんな程度の絵で終わらせたくなかった。もっと違うイメージがあったからさ。この程度の絵でしか小机を表現できない事をもどかしく思ったし、こんなのじゃない感が自分にもあった。

私達はこの絵柄で動画の第二弾を作るんじゃなくて、基本的な画力をもっともっとあげていくほうの道を選んだよ。

次の黒歴史は 『8頭身コンプレックス』 へ続く

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