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小机いちご黒歴史

黒歴史 『半導体バニーズ』 の続き

AR対応

小机いちごを支えている奴らは、少しぶっ飛んだアーティスティックなお人とかもいるけど、キャラクタービジネスが得意なイラストレーターとかセルフアイドルとかの類いじゃなくて、スマホアプリとか、電子書籍とか、アニメーション映像とか、Webシステムみたいなものを作ってる系の人達なわけで、そんなお人達の手や足を借りて、顔や声を貸してるのが小机いちごなわけだよ。

何年もかけてバカな事しながらも、小机いちごとその仲間達がこれまで積み上げてきたスキルとか企画とかを最大限に活かす事ができる世の中の人達に役立つ事ってなんだろう?って、いつも考えていたんだ。

2015年に東京ミステリーファイルを始めた時に、東京都教育委員会の立て看板の座標点を全部GPSで管理して、そのポイントに近付くと、3Dで作った小机がスマホでガイドしてくれるっていうスマホアプリの構想が思いついた。

これを実現するためには、お金とか情報協力者とかが必要だと思ってた。でも、ポケモンGOが流行って、マインクラフトアースの発表があった2019年に、もう自分達で地点打ちしながらコンテンツを作り始めちゃったほうが良いんじゃね?って事になった。

それがこのロケーションAR対応の『小机いちごナビ』なる企画だった。
小机いちご
東京都内の歴史的に意味のある地点の経度と緯度をデータベースに入力していく。その地道な活動が案外楽しくてハマった。東京ミステリーファイルの調査の段階で見逃していた地点とか事実とかがわかったりして、新しく追加するべきミステリーファイルが次から次へと湧いて来て、企画として成り立つかとか、収益化できるか?とかそういう現実的な事はさておいて、とにかく楽しく進めていたよ。

実際、GPSを表現するためには絶対に東京都の地図データが必要になるんだけど、Google Mapの有料プラン的なものを用意するか、マップデータを使わせてもらえるように何かしら交渉ごとが必要になるんじゃないかとか、そういう法人的な?繋がりみたいなものとか?そういうアテがあるわけでもなかったし、もう最初から陸に乗り上げたまま船漕いでた感じ。

それでも、GPSで地点を探している活動そのものがとても楽しかったからそれでいいんだ。
でも、この企画は開始して丁度1年経った2020年に中止になった。

新型コロナウイルス感染症の流行で、世界中の人類がマスク無しに外出できなくなり、人と人の間にソーシャルディスタンスなる距離感がある世の中になったからさ。これの影響で2021年早々にマインクラフトアースのサービス終了も発表された。

多分、このコロナ禍は1年や2年我慢して解決するものじゃなくて、もしかすると今後10年くらいは続くかも?人と人の間のいらないと判断されたものが排除されて、逆に足りないものが補われて固められていく、そこで作られた価値観は、戻る事はなくて、変わってしまってその先に進んでいくと思う。その先の時代にはロケーション型AR企画は合わないと思う。

次の黒歴史は 『猫と男とロングヘアー』 へ続く

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